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へのへの!

henoheno(ハワイ語)=かわいい=霧矢大夢さんと日々のあれこれ

この先の道ーー第22回読売演劇大賞優秀賞受賞

ものすごく遅まきながら、霧矢さん、読売演劇大賞[女優賞部門]優秀賞受賞おめでとうございます!!

 
『I DO!  I DO!』のアグネスでの演技が対象となっての受賞&大賞ノミネートとのこと。
 
 
 
これが1月の記事↑
そして、大賞はこのようになりました↓


大賞は『伊賀越道中双六』が受賞 「第22回読売演劇大賞」が発表に - 2015年2月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド


 

小さな小屋大好きな自分としては、赤坂レッドシアターというキャパ200弱の劇場で霧矢さんを観られる喜びに打ち震えていた『I DO!  I DO! 』。
 
そして、小さい小屋だからこそ、あの作品の良さが十二分に発揮されたんだけど、同時に、小さい小屋だと観てもらえるお客さんの人数も減る、という当たり前のことにジレンマも覚えていたりw
 
「せっかくこんなにいい舞台なんだから大勢の人に観てもらいたいよー」って山のてっぺんで叫んだら、ものすごくタイムロスがありながらも「いや、観てましたけどー」というこだまが返ってきたような。
 
 
 
なにより、受賞の名誉、とかそういうことは関係なしに、研3女優の霧矢さんにとってこれは、前に進むための大きな弾みになったと思うのです。
 
去年の霧矢さんって、舞台ではそんなこと微塵も感じさせないのに、インタビュー等で語る言葉には、確実に「惑い」があるように思いました。
特に、『ヴェローナの二紳士』の宣伝でブラザートムさんのラジオにゲスト出演した際はそれが顕著で。
 
CD『The Gentlewoman』収録の「この先の道」を紹介するときには、「自分のさまよう思いを込めて歌っております」。それを受けてのトムさんの「夢の数の倍くらい不安って人生ありますよね」に対し、「ありますね」と食い気味で答える霧矢さん。
 
 
私は霧矢大夢のファンなので、どんなにその所演を素晴らしい素晴らしい言っていても、それにはどうしたって欲目が入っています。
 
なにしろ、「誰かのファンである」ということは、そのご贔屓が板の上に乗っているだけで80点からスタートしてるようなもの(これが20点か100点かは個人差があるでしょうが、ともかく加点はされている)。
 
だから、私たちがどんなに霧矢さんに、あのお役よかったです!と伝えても、哀しいかな、「とファンが言っている」というカッコ書きが取れることはないわけです。
 
もちろん、甘々のファン目線だって役者さんには大きな力になることも多いでしょうが、役者殺すには刃物はいらない、という言葉があるように、「客観的な眼差し」というものも甘々目線と同等に必要なはず。
 
宝塚を退団して三年目、無我夢中でとりあえず突っ走る時期は過ぎて、未来への期待と、その倍の心もとなさがあることを、正直に真っ直ぐ認める霧矢さん。
 
ファンとしては、「不安がある」ということを取り繕うことなくすんなりと受け止めている霧矢さんを見て、なーんて素敵な人さ!とまた惚れざるを得ないのですが、いくらファンがゴロンゴロン転がったって、霧矢さんの不安は不安のまま解消されないわけです。
 
ところが今回、「いーよいーよ、今の感じも!さいこーさいこー!」と言い続ける甘々ファンだけでなく、「客観的な眼差し」が今の霧矢さんの行き方を見て、受賞という形で反応してくれた。
 
「惑い」のなかにある霧矢さんに、「この方向でいいんだよ」とポンと肩を叩いてくれた、そんなふうに思えたのです。
 
いやーありがたい!ほんっとーにありがたい!!五体投地
 
 
個人的なことをいえば、霧矢さんに出会う前は、古典中心に小劇場系も観るという観劇スタイルだった私は、新聞を広げたらば、歌舞伎界では去年一番の好企画だった『伊賀越』(作品賞大賞)の舞台面がババーンとあり、小劇場ファンでこの人を嫌いという人に未だ会ったことのないスーパーカッコイイ秋山さん(女優賞大賞)の顔写真の下に霧矢さんの綺麗な顔があると、もうそれだけで興奮!
 
ただ一人、フルネーム総ルビってのもかわいいよね!
全賞ノミネート一覧で、総ルビだったのって霧矢大夢(きりやひろむ)」「不破留寿之太夫(ふぁるすのたいふ)」文楽作品。美術でスタッフ賞優秀賞受賞)だけだったから!
 
 
今回の受賞が、たとえばストプレ系など、未開拓のジャンルへ足を踏み入れるきっかけになればいいなーそしてまたまた新しい霧矢さんが観られればいいなーと、甘々ファンとしては「この先の道」を楽しみにしています。